
「住宅購入後にかかるお金とは?固定資産税・修繕費・保険など維持費を徹底解説」
「家を買ったら、あとは安心!」──そう思っていませんか?
実は、マイホームを購入したあとも**毎年・毎月かかる“維持費”**が存在します。
これを把握しておかないと、家計を圧迫してしまうことも。
今回は、住宅購入後にかかる主な費用と、無理なく備えるためのポイントをアイマが分かりやすく解説します。
✅1. 固定資産税・都市計画税
住宅を所有すると、毎年「固定資産税」と「都市計画税」が課税されます。
固定資産税の目安
土地・建物の評価額 × 1.4%(標準税率)
例)評価額が2,000万円の場合
→ 年間約28万円(都市計画税を含むと30万円前後)
ポイント
・新築住宅には「固定資産税の軽減措置」が適用される場合があります。
・戸建てなら新築後3年間(長期優良住宅は5年間)建物部分が1/2軽減されます。
事前に自治体のHPで確認しておくと安心です。
✅2. 修繕費・メンテナンス費
家は時間とともに劣化します。快適に住み続けるには、定期的なメンテナンス費用が欠かせません。
主な修繕の目安
・外壁・屋根塗装:10〜15年ごとに100〜150万円
・給湯器やエアコン交換:10〜15万円
・水回り(キッチン・トイレ・浴室):15〜25年でリフォーム費用発生
こうした出費に備え、毎月1万円前後を積み立てておくと後々の負担が軽くなります。
特に外壁・屋根は見た目だけでなく、雨漏りなどのリスクを防ぐためにも重要です。
✅3. 火災保険・地震保険
住宅購入時に加入する火災保険は、契約期間が最長10年です。
契約更新時には再度保険料がかかります。
年間の目安費用
・火災保険:1〜3万円程度
・地震保険:1〜2万円程度(地域・構造による)
また、地震や台風など自然災害が増えている昨今、補償内容を見直すことも大切です。
保険料を抑えたい場合は、不要な特約を外したり、耐火性能の高い建物を選ぶのも効果的です。
✅4. 光熱費・通信費などの生活費
マイホームになると、マンションのような「共益費・管理費」は不要ですが、光熱費や通信費は上がる傾向にあります。
主な上昇要因
・部屋数が増えることで冷暖房効率が下がる
・オール電化や24時間換気による電気代アップ
・戸建ての場合、インターネット回線工事費も必要
電気代やガス代の節約には、
✅ LED照明や高効率エアコンの導入
✅ 太陽光発電・蓄電池の活用
✅ 断熱性の高い住宅設計
といった工夫が有効です。
✅5. マンション購入の場合の管理費・修繕積立金
マンションを購入した場合、戸建てとは異なり、共用部分の維持費が毎月かかります。
平均的な相場
・管理費:月1〜2万円
・修繕積立金:月1〜2万円
・駐車場代:月5,000〜15,000円
長く住むほど積立金が上がるケースもあるため、購入時に将来の値上げ予定を確認しておきましょう。
✅6. 長期的に備える「ライフサイクルコスト」
マイホームは「買って終わり」ではなく、長期的に維持する資産です。
建物は20年、30年と経過するにつれて修繕・更新が必要になります。
例えば、30年間のトータル費用を試算すると…
戸建て:約400〜600万円
マンション:約700〜900万円(管理・修繕費含む)
この金額を見越して、住宅ローン完済後も余裕を持てる資金計画を立てておくことが大切です。
まとめ
住宅購入後は、
✅ 固定資産税
✅ 修繕費・メンテナンス費
✅ 保険料
✅ 光熱費
✅ 管理費(マンション)
といった「見えないお金」が定期的にかかります。
これらを理解しておくことで、将来の家計トラブルを防ぎ、長く快適に暮らせるマイホームを維持できます。
アイマでは、購入後の費用シミュレーションや保険見直しも含めた総合サポートを行っています。
「住宅購入後の維持費を詳しく知りたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
